<注射恐怖> 恐怖症
食品メーカー研究員のCさん(28歳 女性)は職場の仲間にも恵まれ、やりがいを感じながら仕事をしています。
しかし、注射が怖いという悩みをずっと持ち続けていました。
注射が苦手という人は少なくありませんが、Cさんは、予防接種でも受けようとすると、動悸が激しくなり身体中が緊張、手が震えてしまい、とても注射ができる状態ではなくなってしまいます。
これまで健康診断の血液検査もなんとか理由をつけて受けずにきましたが、今回は仕事の都合上もどうしても来週に採血をしなければなりません。
そこで、注射をされる場面をイメージしてもらいTFTを行ないましたが、なかなか恐怖感が下がりません。
あらためてお話を聴くと、小学生の時に予防接種で意識不明になり入院したことが分かりました。その時は1日で回復したそうですが、その体験が恐怖心を引き起こしても不思議ではありません。
この体験の恐怖感をTFTで下げてから、再度来週のの採血への恐怖、不安感に焦点をあててTFTを行ないました。
Cさんは「今なぜか身体の緊張感がとれた、これだと採血もいけそうな気がする」とほっとしたようです。
採血の前に自分でTFTをやって無事終了したとのことです。
◆この事例は、個人情報保護の観点から、複数の事例を組み合わせたり、年令、性別、職業などを変えたりして、実際のケースとは異なるものです。