カウンセリングの中では、いろいろなホームワークを提案することがあります。
たとえば
辛いことをノートに書いてみる
ちょっと楽に感じたことをノートに記録する
1日1回散歩する
腹式呼吸や自律訓練法を練習する
TFT療法をやってみる
認知行動療法のコラム(思考記録票)を作成する
などです。
これらは、症状の軽減や、新たな気づきを促すために行ってもらいます。
しかし、生真面目な人、完璧好きな人は、これらのホームワークもついつい頑張りすぎてしまうことがあります。
早く良くなりたいという気持ちを持つのは大切なことですが、ホームワークをやることが目的のようになり、かえって疲れたり、プレッシャーになったりします。
そして、できなかったこと(しかも完璧にできなかったこと)、やったが効果が見えなったことに、落ち込んでしまいます。
「これもできない自分が情けない」「やはりなにもできない」「一生なおらない」と。
いつも完璧、いつも頑張る、100点でないとダメ、
これらをもっと柔軟にできるようになることもとても大事です。
ただし「完璧に柔軟になる」ことではないですね。