◆TFT事例 <復職への不安  身体の痛み> 

<復職への不安  身体の痛み>

介護施設勤務の介護士Jさん(女性、40代)は半年ほど前から、身体の痛みが腰からはじまり背中、肩、膝、腕などに広がり、ついには全身疲労で仕事もできない状態に。
今は3ヶ月間の休職中です。

整形外科への通院で、このところやっと散歩ができるようにまでなってきました。

しかし1ヶ月後の迫った復職のことを思うと不安で、とても仕事を再開できるとは考えられません。

お話をきいていくと、身体的な大変さとともに、人間関係のストレスも不安の原因のようです。これまでにも人間関係のストレスで何度も体調を崩した経験があるとのことです。

そこで、まずこれまでの人間関係のストレスのいくつかの場面を思い出してもらいました。

思い出すだけで胸がつまる感じがするとのこと。
それぞれの場面についてTFTのトラウマと対人不安のポイントのタッピング繰り返し、胸のつまる感覚もなくなり少し落ちついて過去を振り返ることができるようになりました。

このあと痛みのポイントのタッピングで腰の違和感が減少、不安のポイントのタッピングで復職へ向けて具体的な準備を進めていこうという意識もでてきました。

◆漠然とした不安感をもっていると冷静な判断、行動ができにくくなります。
冷静な判断ができないと不安や自責感が増すという悪循環に陥りがちになります。
まずこの不安感を直接下げることで先に進めることが多いです。

◆この事例は、個人情報保護の観点から、複数の事例を組み合わせたり、年令、性別、職業などを変えたりして、実際のケースとは異なるものです。