◆TFT事例 <うつ病  再発>

<うつ病  再発>

2度目の休職に入ったというFさん(35歳 男性 営業職)、1度目の休職で回復したと思い出勤したものの2週間でダウンしてしまいました。

通院して薬も服用しているが、これだけでは改善しそうもないのでなんとかなりませんかと、来談されました。

①これから先、こんな状態では家族の生活を支えていけるのか、不安でたまらない、胸が痛くなる
②夜中に目が覚めて次々と悲観的なことばかりが浮かんできて胃袋をつかまれるように苦しくなる
③この病気は本当に治るのか、先が閉ざされてしまっている感じがする

などと憔悴しきった表情で訴えられます。

とてもつらい状況にあるのはよく分かるが、
「先のことは考えて答えの出ることと出ないことがあり、答えの出ないことは考えるだけで余計に不安が拡大することも多い」
「不安感を少しでも減らすことで客観的な判断もできるようになる」
ことを伝え、
不安感を減らすためにTFTを使ってみることにしました。

①②については、TFTの不安と抑うつの標準手順、呼吸法を実施すると、「身体を覆っていたものがなくなって身体が軽くなった、そう快、胸の痛みも感じない」と少し笑みも見えます。

③については、標準の手順では効果が見られないので、特別手順で最適タッピングポイントを見つけて実施すると「その問題自体が気にならない」と不思議そうな表情をされました。

自宅でもTFTを使って復職へ向けての回復をはかっています。

もちろん復職にあたっては、仕事の内容や勤務条件などを会社と十分に相談する必要はあります。

◆うつ病のケースが、すべて1回で劇的な変化を遂げるわけではありません。

◆この事例は、個人情報保護の観点から、複数の事例を組み合わせたり、年令、性別、職業などを変えたりして、実際のケースとは異なるものです