「友だちの悩み、自分もツラクなったときは」

ETV「いじめをノックアウト」サイトの中で、TFTが紹介されています。

<以下サイトの項目です>

2019年3月8日寄稿
富田拓郎(中央大学教授 臨床心理士 公認心理師)

◆友だちの悩みのつらさがうつる!?ってホント

◆ツラいな~疲れたな~と思ったときは・・・
セルフケアの方法として、一つ紹介。「つぼトントン」と言われる方法です。言葉の通りつぼを指で軽くたたいたりさすったりすることで、気分を落ち着かせる方法です。
一般社団法人 日本TFT協会HP

ニュース TFT(思考場療法)が米国保健福祉省でトラウマ治療法として登録

TFT(思考場療法)が米国保健福祉省で、エビデンス(科学的根拠)のあるトラウマの治療法として正式に登録されました。 2016.1.20
特に以下の点で効果があることが認められました。
  ・ トラウマ、ストレス関連の障害と症状
  ・ 抑うつとうつ症状
  ・ 恐怖症、パニック、全般性不安障害とその症状
  ・ 非定型およびその他のメンタルヘルスの障害と症状
  ・ 自己回復力、健康 
  などへの効果認定

アメリカ保健福祉省 精神衛生サービス局 (SAMHSA)での掲載ページ

<トラウマからの解放> EMDRによる治療

9月14日(10月5日再放送)のETV特集で「トラウマからの解放」が放送されていました。

災害、事件、事故、虐待、ハラスメントなど深いこころの傷(トラウマ)が、深刻な疾患や生きづらさ、そして日常生活や仕事に大きな影響を与えます。

番組では、トラウマ治療の場面が生々しく放映されていました。
この中で、新しい治療として
「EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)」の有効性が紹介されています。

EMDRでは、セラピストの指示により患者が眼球を動かします。
眼球を動かすことで、脳内の記憶領域にアクセスし、トラウマの影響をなくしていきます。
日本でも、実施している病院、機関も増えてきています。

こころ工房で実施している「TFT(思考場療法)」も、EMDRなどとおなじエネルギー療法といわれる治療分野です。

TFTの治療手順には、もともと眼球運動もはいっており、実際にトラウマ治療にもとても有効に活用しています。

◆TFT事例 < 流産 >  喪失感

< 流産 >  喪失感

事務職の28歳女性、Kさんは心療内科通院中です。

先月に流産し実家で療養していましたが、体調も回復してきたので2週間前間から仕事に戻りました。
しかし、仕事中も人と話すことが苦痛に感じられたり、漠然とした不安感や落ち込み感がずっと続いています。
通勤途中で、赤ちゃんを抱いてる姿が見えたり、泣き声が聞こえたりすると辛くて、その場から足早に離れます。

休んでいる間、職場の周りの人たちに迷惑をかけたこともあり、がんばって出勤してきましたが、今週はあまりの辛さに休んでしまいました。

家では、一人で泣いたり、夜も眠られないこともしばしばあります。
赤ちゃんを産んであげられなかった自分、立ち直れない自分を責めてしまいます。
夫は「泣いてばかりいないで、前向いてがんばれ」と言い、つらい気持ちをなかなか分かってもらえません。

仕事はもう無理なのか、これからどう生きていったらいいのかとKさんは来談されました。

身近な大切な人を失うと、大きな悲嘆と自責感にさいなまれます。
この辛さを、少しでもわかってもらえる人の存在がとても大事です。
その中で十分に悲しみに浸ることで、次への力になっていきます。

喪失感は自然な感情ですが、長引くと不安感、孤独感、自責感などが出て身体的、精神的症状が悪化します。

TFTのトラウマや不安、自責感のポイントを用いてTFT療法を実施し、
「辛さ、胸の奥の苦しさが軽くなった」「仕事や家のことも少しやっていける気がする」という状態になりました。
今後、自宅や職場でもTFTを活用して気分の安定化をはかっていくこととしました。

◆この事例は、個人情報保護の観点から、複数の事例を組み合わせたり、年令、性別、職業などを変えたりして、実際のケースとは異なるものです。

 

◆TFT事例 <復職への不安  身体の痛み> 

<復職への不安  身体の痛み>

介護施設勤務の介護士Jさん(女性、40代)は半年ほど前から、身体の痛みが腰からはじまり背中、肩、膝、腕などに広がり、ついには全身疲労で仕事もできない状態に。
今は3ヶ月間の休職中です。

整形外科への通院で、このところやっと散歩ができるようにまでなってきました。

しかし1ヶ月後の迫った復職のことを思うと不安で、とても仕事を再開できるとは考えられません。

お話をきいていくと、身体的な大変さとともに、人間関係のストレスも不安の原因のようです。これまでにも人間関係のストレスで何度も体調を崩した経験があるとのことです。

そこで、まずこれまでの人間関係のストレスのいくつかの場面を思い出してもらいました。

思い出すだけで胸がつまる感じがするとのこと。
それぞれの場面についてTFTのトラウマと対人不安のポイントのタッピング繰り返し、胸のつまる感覚もなくなり少し落ちついて過去を振り返ることができるようになりました。

このあと痛みのポイントのタッピングで腰の違和感が減少、不安のポイントのタッピングで復職へ向けて具体的な準備を進めていこうという意識もでてきました。

◆漠然とした不安感をもっていると冷静な判断、行動ができにくくなります。
冷静な判断ができないと不安や自責感が増すという悪循環に陥りがちになります。
まずこの不安感を直接下げることで先に進めることが多いです。

◆この事例は、個人情報保護の観点から、複数の事例を組み合わせたり、年令、性別、職業などを変えたりして、実際のケースとは異なるものです。

 

◆TFT事例 <パワハラ PTSD>

<パワハラ PTSD>

Gさん(40歳、女性)は、1年半勤めたP社を退職、再就職の活動をなかなか始められないでいます。

長年、営業事務や経理事務を続けてきたGさんは、その経歴を認められP社に採用、事務全般を担当することに。

入社後しばらくしたころから上司の指摘が多くなり、そのうち毎日細かなミスを延々と厳しく指摘されるようになります。

分からないところを質問しても「自分で考えろ」と答えてもらえません。

がんばりやのGさんは、なんとか指摘されないようにやろうと努力しますが、
上司からは
「前の会社でよく仕事ができたもんだ」
「採用ミスだ」
「こっちの仕事が増えてしまう」
など直接仕事内容と関係のないことや、

「化粧が濃すぎる」
「声がわるい」
「おまえがいるとみんなが迷惑してる」
「給料泥棒」
など人格を否定するような言葉も飛び出してきます。

こんな毎日が続くと、さすがのGさんも、
家でもいつも上司のことが頭に浮かび、
夜も眠れなくなったり、食事も喉を通らない、
そしてはげしい頭痛や胸が息苦しくなってきます。

病院を受診し、体調不良を上司に訴えますが一切無視されます。
周りに相談できる同僚もなく、限界を感じて退職。

しばらく自宅療養して少しは落ち着いてきましたが、
突然上司のことが思い出され過呼吸や涙がとまらなくなったり、
悪夢を見ることもしばしばあります。

再就職活動を始めないといけないと考えるものの、
また次の会社でこんな上司がいたらどうしようと思ったり、
P社が窓から見える電車には怖くてどうしても乗れず、
動くことができません。

初めて相談に来られたGさんは、
会社でのことを思い出すだけで涙が出て息苦しくなり、
とても話をできる状態ではありません。
ゆっくり時間をかけてTFTのリラックスポイントのタッピング繰り返しようやく落ち着くことができました。

その後、数回のカウンセリングで、
①会社の出来事(パワーハラスメント)からのPTSD症状、
②外出、電車乗車の恐怖、
③上司への怒り、恐怖、
③今後の不安、
④身体的痛み
などじっくりとお話を聴きながら、
一つひとつの問題をTFTで軽減、解消させていきました。

そして会社での出来事も冷静に受け取れるようになり、
次の生活に向けての活動をはじめています。

◆この事例は、個人情報保護の観点から、複数の事例を組み合わせたり、年令、性別、職業などを変えたりして、実際のケースとは異なるものです。

◆TFT事例 <うつ病  再発>

<うつ病  再発>

2度目の休職に入ったというFさん(35歳 男性 営業職)、1度目の休職で回復したと思い出勤したものの2週間でダウンしてしまいました。

通院して薬も服用しているが、これだけでは改善しそうもないのでなんとかなりませんかと、来談されました。

①これから先、こんな状態では家族の生活を支えていけるのか、不安でたまらない、胸が痛くなる
②夜中に目が覚めて次々と悲観的なことばかりが浮かんできて胃袋をつかまれるように苦しくなる
③この病気は本当に治るのか、先が閉ざされてしまっている感じがする

などと憔悴しきった表情で訴えられます。

とてもつらい状況にあるのはよく分かるが、
「先のことは考えて答えの出ることと出ないことがあり、答えの出ないことは考えるだけで余計に不安が拡大することも多い」
「不安感を少しでも減らすことで客観的な判断もできるようになる」
ことを伝え、
不安感を減らすためにTFTを使ってみることにしました。

①②については、TFTの不安と抑うつの標準手順、呼吸法を実施すると、「身体を覆っていたものがなくなって身体が軽くなった、そう快、胸の痛みも感じない」と少し笑みも見えます。

③については、標準の手順では効果が見られないので、特別手順で最適タッピングポイントを見つけて実施すると「その問題自体が気にならない」と不思議そうな表情をされました。

自宅でもTFTを使って復職へ向けての回復をはかっています。

もちろん復職にあたっては、仕事の内容や勤務条件などを会社と十分に相談する必要はあります。

◆うつ病のケースが、すべて1回で劇的な変化を遂げるわけではありません。

◆この事例は、個人情報保護の観点から、複数の事例を組み合わせたり、年令、性別、職業などを変えたりして、実際のケースとは異なるものです

 

◆TFT事例 <育児ストレス>  不安感 

<育児ストレス>  不安感

32歳 女性 Eさん 事務職産休中
半年前に出産、現在自宅で家事、育児に専念しています。

しかし、昼間子供と二人でいると、気を抜けないで休まる暇がなく、イライラすることがよくあります。
家事の予定を立てますが、子供が泣いたりすると思うようにできません。

夫や親がいると気分的には楽ですが、親に手伝ってもらってる自分を情けなく感じます。
時には、叫んでしまったり、物を投げてしまったりと情緒不安定になることもあります。

子供と二人だけでいるとき、その場からすこしでも離れると泣き出すのではないかと不安になり、その場から動けなくなってしまうとのことです。

初めての育児でとてもよくがんばっていますが、少し完璧主義的なところもあるようです。
子供が泣かないようにばかりに気をつかったり、決めた家事は100%こなさないと自分を責めてしまったりします。

どれもいつも100点でなくても、7,80点もできれば十分であるという考えもあることを伝え、「子供が泣き出すのではと不安になる」ことに焦点をあててTFTを行ないました。

その場面をイメージしてもらうと不安の度合いが10点満点で7点、TFTを実施(不安の標準手順)すると
「ふしぎ!不安感がなにもなくなった、身体が軽くなった感じ」と表情が緩みました。

その後、自宅でもTFTを活用してもらっています。

◆この事例は、個人情報保護の観点から、複数の事例を組み合わせたり、年令、性別、職業などを変えたりして、実際のケースとは異なるものです。

 

 

◆TFT事例 <注射恐怖>  恐怖症 

<注射恐怖>  恐怖症

食品メーカー研究員のCさん(28歳 女性)は職場の仲間にも恵まれ、やりがいを感じながら仕事をしています。

しかし、注射が怖いという悩みをずっと持ち続けていました。
注射が苦手という人は少なくありませんが、Cさんは、予防接種でも受けようとすると、動悸が激しくなり身体中が緊張、手が震えてしまい、とても注射ができる状態ではなくなってしまいます。

これまで健康診断の血液検査もなんとか理由をつけて受けずにきましたが、今回は仕事の都合上もどうしても来週に採血をしなければなりません。

そこで、注射をされる場面をイメージしてもらいTFTを行ないましたが、なかなか恐怖感が下がりません。
あらためてお話を聴くと、小学生の時に予防接種で意識不明になり入院したことが分かりました。その時は1日で回復したそうですが、その体験が恐怖心を引き起こしても不思議ではありません。

この体験の恐怖感をTFTで下げてから、再度来週のの採血への恐怖、不安感に焦点をあててTFTを行ないました。
Cさんは「今なぜか身体の緊張感がとれた、これだと採血もいけそうな気がする」とほっとしたようです。

採血の前に自分でTFTをやって無事終了したとのことです。

◆この事例は、個人情報保護の観点から、複数の事例を組み合わせたり、年令、性別、職業などを変えたりして、実際のケースとは異なるものです。

◆TFT事例 <スピーチで声がでない恐怖感> 社交不安障害

<スピーチで声がでない恐怖感> 社交不安障害

生真面目そうな技術職のBさん(男性、38歳)は、もともと人前で話すのが苦手な方でした。

1年前の技術発表会で、パワーポイント画面に発表と関係ないものが出てしまい、皆に笑われるということがあり、余計に人前が怖くなってきました。

朝礼での3分スピーチも、前に出てメモを見ながらしゃべろうとしても、手が震え声も出ずそのまま終わってしまうようになりました。

朝礼の順番がまた回ってくるので、もう逃げ出したい、これからこの会社で仕事続ける自信もなくなってきた、など沢山の不安を訴えられました。

まず、過去の発表会での嫌な感情を引きずっているようなので、そのときのことを思い出してもらいます。思い出すとその時のいたたまれない気持ちがよみがえってきます。

この状態でTFTのタッピング(呼吸法なども加えて)を実施、嫌な感情を低減させます。
更に朝礼で声が出なかったことの嫌な思いも低減させ、自宅でTFTを実行してもらうこととしました。

2回目のカウンセリングでは、過去の嫌なことを思い出しても動揺することはなくなったとの報告。
朝礼で発表ができるように、朝礼の1つずつのステップの不安に焦点をあててTFTのタッピングを行ないました。

前に出て行くときの逃げ出したい気持ち、メモを持つ手が震えるかもしれない不安、頭がまっしろのなり字が読めない不安、声が出ない不安などを、一つ一つ消していきます。

「ビクビク感がない、気持ちがゆったりしている、なんとかしゃべれそうな感じがする」というまでになりました。

後日の朝礼では、緊張はしながらも声も出てしゃべることができたとのことです。
その後も、ご自分でTFTを続けてもらっています。

◆この事例は、個人情報保護の観点から、複数の事例を組み合わせたり、年令、性別、職業などを変えたりして、実際のケースとは異なるものです。

◆TFT事例 <運転中にパニック発作> パニック障害 

<運転中にパニック発作> パニック障害

一見元気なスポーツマンタイプのAさん(男性、31歳)は、ビルの設備メンテナンス(点検、修理)の仕事をしています。

2年前のある日、いつものように車で点検先に向かってる途中、急に息苦しくなりとても運転できない状態が発生、とにかく車を止め、やっとの思いで会社に連絡、応援を求めました。
病院の検査では心臓や脳には異常ないが「パニック発作」との診断、その後薬を飲み続けながら、ようやく元の仕事をできるようになってきました。

しかし、運転中に「また発作がおこったらどうしよう」を不安になることが多く、特に渋滞にまきこまれたり、長いトンネルの中では怖くて一刻もはやく車を降りたいという状態になってしまう、とのことで相談に来られました。

そこでAさんに、トンネルで渋滞している場面をイメージしてもらうと、また発作がおこるかもという不安と胸の苦しさを感じるとのこと。
この状態でTFTのタッピング(不安とトラウマの標準手順)を実施、途中から不安と苦しさはかなり楽、最後にはほとんど感じない、このまま運転できそうとリラックスした表情に変わりました。

その後、不安を感じることはかなり減り、不安になりそうな時にはタッピングしながら、仕事を続けられているようです。

◆この事例は、個人情報保護の観点から、複数の事例を組み合わせたり、年令、性別、職業などを変えたりして、実際のケースとは異なるものです。

TFT療法(思考場療法)  

こころ工房では、カウンセリングの中でTFT療法をよく使っています。

TFTとはThoughtFieldTherapy、思考場(しこうば)療法のこと。

不安や恐怖、いらいら、怒り、職場や学校での人間関係のストレス、日常生活での心配ごと・・・・
そんないやな気分をすっきりさせたり

うつ、パニック障害、強迫性障害、PTSDなどの症状を改善、解消させたり
たばこや甘いものなどへの依存の改善にも役立たせることができます。

これ以外にも応用範囲はとても広いです。

やり方が、これまでの心理療法とはまったく違います。
自分で、いくつかの特定の身体のツボを軽くたたくのです。タッピングといいます。

こんなことで本当に効果があるのかと疑いたくなります。
私も最初は信じられませんでした。
が実際、短時間で効果が実感できるのです。
(もちろん100%効果があって、なんでも治療できる療法などないのは当然です)

これは心理療法のひとつです。
アメリカの著名な心理臨床家ロジャー・キャラハンの実践、研究で確立されたものです。
アメリカの心理学会で治療オプションとして認められ、エネルギーセラピー学会の一分野となっています。
日本の心理関係学会でも、研究発表が行なわれています。

実際のやり方は、こちらの動画を一度見てください。 使うツボは症状や問題によって違ってきます。

日本TFT協会こころ工房 も参考にしてください。