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トラウマケア | ||||||||||||
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トラウマとは トラウマとは、心的外傷(心に傷を残す体験)のことです。 日常会話で使う「トラウマ」(仕事のミス、恥をかいた、苦い思い出など)は、その多くは「ストレス反応」で、1〜2週間か1ヵ月くらいで気持ちの整理がつき元の生活に戻れることが多いものです。 (これらのストレス反応にも心理療法・カウンセリングが有効です) 以下は、トラウマ(ストレス反応レベルでない心的外傷)の説明です。 ◆PTSD (心的外傷後ストレス障害) トラウマ、心に傷を残す体験とは、非日常的な恐怖体験---事故で重傷を負う、凶悪事件(強盗、殺人、レイプなど)にあう、戦争体験、震災・火災などにあう、身近な人の突然死など---にあったり、目撃することです。 これらの非日常体験が過去のことであっても、今の日常生活に、突然の恐怖心、突然の怒り、感覚感情の麻痺、自責感、原因不明の身体不調などで、著しい悪影響を与えることになります。 フラッシュバック、記憶障害、極端な自己否定感、対人関係の障害も現れます。 これらの一定の症状が一定期間続くと「PTSD」(心的外傷後ストレス障害)と診断されます。 症状は、うつ、不眠症、パニック障害、適応障害、解離性障害(離人症、解離性同一性障害)などと同じ状態もありますが、PTSDとしてのケアが必要です。 ◆C-PTSD (複雑性PTSD) 長期にわたり日常的に繰り返されてきた出来事---養育者からの暴力・暴言、性的虐待、養育放棄、理不尽な強要、職場でのパワハラ、学校でのいじめなど---がより複雑な心の傷を与えます。 C-PTSDでは、感情調整の困難(ストレスへの過剰反応、無反応、感覚麻痺)、否定的な自己概念(極端な自己否定感)、対人関係の困難などがより強く現れ継続します。 (C-PTSDは、WHOの分類基準ICD11で2018年から記載) トラウマ治療 ◆薬物療法 精神科、心療内科などでの治療。 (精神科、心療内科でも心理療法を併用しているところもあります) ◆心理療法 トラウマからの回復を促す様々な療法は以下のように分類できます。 (他にも様々な知見があります) @トップダウンアプローチ(認知的) ・認知行動療法 ・トラウマフォーカス認知行動療法 ・持続的エクスポージャ療法 ・対人関係療法 ・ナラティブエクスポージャーセラピー(自分史) など A中間的 @とBの間 ・EMDR(眼球運動脱感作) ・自我状態療法 など Bボトムアップアプローチ(身体志向的) ・SE(ソマティックエクペリエンス) ・TFT(思考場療法) ・BSP(ブレインスポッティング) ・BCT(ボディコネクトセラピー) など これらの専門的な療法とともに日々のセルフケアも大切です。 ・自律神経系の調整 呼吸法、自律訓練法、マインドフルネスなど ・生活リズムや環境の改善 ・安心安全感、自己肯定感などの醸成 他にも新たな自律神経系理論「ポリヴェーガル理論」も有用です。 こころ工房では、まずは安心できる場、安全な場、何を話しても話さなくてもいい場所であることを最優先にします。そして、いま感じていることをそのまま大切に共有します。 そして、様々な症状の軽減と、新たな気づきや課題を乗り越える力を少しづつ蓄えていきます。 この中では、各療法や理論、ケアも参考にしながら、主に上記Bボトムアップアプローチを活用していくことが多いです。 (本文は下記関連書籍も参考に作成しています) 関連情報 関連参考書籍はこちらから 複雑性PTSD(日本心理学会) |
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